2017年8月に開催された第41回世界スカウト会議において、「セーフ・フロム・ハーム世界方針」が採択されました。この方針では、各国スカウト連盟に対して、スカウトたちの安全を確保できる政策や施策を実行することを強く推奨し、「セーフ・フロム・ハーム」を展開する上で、以下の3つの側面での実行を必要としています。
 
①プログラムとしてスカウトに自信を持たせ、自尊心を大切にできるようにすること
②隊指導者や団委員、役員等の18歳以上の指導者(副長補等も含む)がこの分野の理解と実行ができるようにすること
③組織として、危機管理という側面から対応すること
 
 
2015 年に制定した「セーフ・フロム・ハーム」ガイドラインをご覧いただくとわかりますが、「セーフ・フロム・ハーム」は、特別なことではありません。人権を尊重するということであり、人として守るべき社会ルールやマナーです。決して、日々の活動に制約を加えるものではありません。危険や危害となるものからの保護、抑止、あるいは防止につながるものです。しかしながら、危険や危害をなくすためには、一部の人だけが取り組むのでなく、この運動に関わるすべての人がこれを実行することが必要です。一人ひとりの行動はもちろん大切ですが、同時に組織としての取り組みが大切です。
各指導者においては、「セーフ・フロム・ハーム」の趣旨をご理解いただき、取り組んでいただきますようお願いいたします。